中国へ導入した岡山大学方式合鴨農法の技術的検証と評価 ―0日齢ヒナの生存率と水田雑草の植生について―

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抄録

農薬と化学肥料を使用しない有機農業のひとつとして合鴨農法(合鴨;アイガモ・アヒルなど水禽類)が、日本国内で普及し始めて16年を経過した。この農業生産システムは水田内における草や虫の生物相を、そして、水稲の株間の未利用空間を、それぞれ農業資源として位置づけたところに大きな特徴がある。すなわち、この農法は水田内を水禽類の飼育の場としてとらえ、これまで農薬によって駆除してきた草や虫を雑食性である鴨の補助飼料をし、排せつされる糞尿を化学肥料の代わりに活用しながら、米と鴨肉を同時に生産する総合技術である。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050565162287706240
  • NII論文ID
    120002313854
  • NII書誌ID
    AN00149012
  • ISSN
    09108742
  • Web Site
    https://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/11008
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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