アンサンブル予報データを用いたブロッキング形成期の予測可能性に関する解析

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タイトル別名
  • Predictability of the Onset of Atmospheric Blocking Events Examined by One-week Ensemble Forecast Dataset

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抄録

2007年12月に北大西洋?ヨーロッパ域で発生したブロッキングの形成期における予測可能性変動を,JRA25再解析/JCDASデータセット,および気象庁週間アンサンブル予報データを用いて調べた。その結果,このブロッキングの形成日以前を初期日とする予報では,ブロッキング強度の予測可能性が相対的に低くなることが示された。次に,Enomoto et al.(2007)の簡易感度解析,および300hPa高度場のスプレッドの解析より,高周波変動成分に比べ低周波変動成分が,このブロッキング形成時の予測可能性に大きな影響を与えていることが示された。さらに,高周波変動成分に比べ,低周波変動成分に伴う渦度フラックスの収束発散による高度場変化傾向の予測が,ブロッキング強度の予測により有意に関連していることが示された。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050001202065353088
  • NII論文ID
    120002515144
  • NII書誌ID
    AN00027784
  • ISSN
    0386412X
  • HANDLE
    2433/129394
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles
    • KAKEN

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