日本語音感の構造 The structure of the sensation of tone in Japanese

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抄録

日本語は、擬声作用―感覚的に把握される諸現象を、直接コエの感覚に擬え表現する作用の活発な言語であるとみられている。そうした特徴の根底には、分節されたひとつひとつの言語音-日本語の場合いわゆる五十音として認識されているもののそれぞれについて、少くとも日本語を母音とする者の間で音感を共有していることが必要である。音感は言語修得過程においてもっとも原初的なものであるが、個々の言語によって音の分節構造が異なる以上、母語とする言語の違いによって異なる部分も多いものであろう。日本語独自のそのような音感を、すでに音韻観念として根づいている五十音の一音一音について、生理音・表情音や二音節畳語擬声語をもとに検証し、悉曇や近代音声学的分析以前の日本語本来の言語音感の全体構造を明らかにし、音と意味との関係の根源にせまりたい。

収録刊行物

  • 奈良大学紀要

    奈良大学紀要 (22), p55-71, 1994-03

    奈良大学

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    120002648492
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00181569
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    Departmental Bulletin Paper
  • 雑誌種別
    大学紀要
  • ISSN
    03892204
  • NDL 記事登録ID
    3577402
  • NDL 刊行物分類
    K82(言語・言語学--日本語)
  • NDL 雑誌分類
    ZV1(一般学術誌--一般学術誌・大学紀要)
  • NDL 請求記号
    Z22-845
  • データ提供元
    NDL  IR 
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