Chinese Hosts' Intercultural Contact with Japanese International Students : Categorization of Recognition and Coping Based on the AUC·GS Learning Model

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  • 中国人ホストにおける日本人留学生との異文化接触―AUC-GS学習モデルに基づく異文化への認知と対応の整理―
  • チュウゴクジン ホスト ニ オケル ニホンジン リュウガクセイ ト ノ イブンカ セッショク AUC GS ガクシュウ モデル ニ モトズク イブンカ エ ノ ニンチ ト タイオウ ノ セイリ

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日本人留学生と交流経験を持つ、中国人ホスト学生15名及び中国人ホストファミリー6名を対象として、異文化接触における認知と対応について半構造化面接を実施し、AUC-GS学習モデル(田中・中島,2006)に基づき分析を行った。異文化に対する「気づき(A段階)」「理解(U段階)」「対処(C段階)」の3段階につき、語りからこれらの有無を判断してカテゴリ分けを行った。異文化への気づきはあるが葛藤への理解はなく葛藤場面にも出会ったことがない、というカテゴリに最も多くのホストが分類された。従来から異文化交流の正統派であると考えられてきた、異文化への気づきと葛藤理解と葛藤対処の3段階全てが備わったカテゴリにも、4名の学生が認定された。しかし、異文化葛藤への対処の仕方は、日本人学生のそれとは異なる傾向が認められた。中国人ホストは、日本人学生が実践していたような他者視点に立った調整型の対処方法というよりは(奥西・田中,2009)、自己の視点を機軸とした寛容さの発露により解決を試みていた。

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