放線菌Streptomyces sp. 590由来L-メチオニン脱炭酸酵素の精製および性質検討

書誌事項

タイトル別名
  • ホウセンキン Streptomyces sp 590 ユライ L メチオニン ダツタンサン コウソ ノ セイセイ オヨビ セイシツ ケントウ

この論文をさがす

抄録

L-メチオニン脱炭酸酵素は,L-メチオニンの脱炭酸反応を触媒するPLP依存酵素である。放線菌Streptomyces sp. 590株由来のL-メチオニン脱炭酸酵素を精製し,性質検討およびN末端アミノ酸配列の解析を行った。ゲルろ過カラムクロマトグラフィーとSDS-PAGEの結果から分子量60000の同一サブユニットからなるダイマー構造を有していることが確認された。本酵素の反応最適温度は45℃,最適pHは7.0で,pH5.7からpH9.0の間で安定であった。また,ヒト子宮頸ガン細胞やヒト肺扁平上皮ガン細胞に対して抗腫瘍活性があることが判明した。二次元電気泳動を用いて精製酵素を分離し,N末端アミノ酸解析を行うことにより10残基のアミノ酸配列を明らかにすることができた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ