ツクツクボウシタケ菌の森林土壌内での時空間分布

  • 大賀 祥治
    九州大学大学院農学研究院環境農学部門森林環境科学講座
  • 高野 克太
    九州大学大学院生物資源環境科学府森林資源科学専攻
  • 孫 竹
    九州大学大学院生物資源環境科学府森林資源科学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Distribution of Isalia sinclairii in the forest soil on various season and soil depth.
  • ツクツクボウシタケキン ノ シンリン ドジョウ ナイ デ ノ ジクウカン ブンプ

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抄録

ツクツクボウシタケ(Isaria sinclairii Kobayasi)を土壌から検出するためにプライマーを設計した, DGGE解析により森林土壌を解析したところ, 高い精度で菌の検出が可能であった。次に, これまでに子実体発生が確認されている森林から土壌を採取し, 時期, 土壌深度ごとに菌の生存を解析した。子実体発生前の6月に菌の存在が認められ, 8月には検出のピークがみられ, 10月, 12月と季節経過に伴い出現頻度が低下した。また, 土壌深度5から30cmで菌が存在することが明らかになった。

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