多次元共感測定尺度の構造と性格特性との関係 Factors of Multidimensional Empathy Scale and Their Relations to Personality Traits.

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抄録

大学生216名(男子90名、女子126名)を対象に、Davis(1983)による多次元共感測定尺度の日本語版(桜井,1988a・b)を実施し、多次元構造を因子分析により検討した。女子では原尺度通りの4因子が確認されたが、男子については1因子が少ない3因子が見いだされた。女子の4因子は原尺度と同じ①個人的苦悩、②共感的配慮、③視点取得、④空想、男子の3因子は①空想、②共感的配慮および視点取得、③個人的苦悩であった。女子の一部(62名)については、上記共感測定尺度とともにY-G性格検査のデータをもとに両者の関係も検討した。個人的苦悩は回帰性傾向、劣等感が強いこと、神経質、客観的でないことと正の相関、思考的外向および支配性と負の相関が認められた。共感的配慮は協調的でないことと負の相関が認められた。このような結果は本共感測定尺度が妥当な尺度であることを示している。

収録刊行物

  • 奈良教育大学教育研究所紀要

    奈良教育大学教育研究所紀要 30, 125-132, 1994-03-01

    奈良教育大学教育研究所

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    120003103513
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00181106
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    Departmental Bulletin Paper
  • ISSN
    13404415
  • データ提供元
    IR 
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