ソーシャルワークにおける「主体性」に関する一考察 : 主体性概念に着目して

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  • ソーシャルワーク ニ オケル シュタイセイ ニ カンスル イチ コウサツ シュタイセイ ガイネン ニ チャクモク シテ
  • The Consideration about Selfdirection in Social Work : Focus on the concept of Selfdirection

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抄録

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ソーシャルワークにおいては,クライエントの「主体性」ということが常に重要視されてきた. 主体性の形成は,一方ではパターナリズムからの脱却,他方では近代的市民としての自立・自律に向けて意味をもったものである. しかし,臨床場面ではクライエントの「主体性」を保障できにくい条件が多く,クライエントの「主体性」に価値を置く理論と実践との乖離や葛藤が生じている状況がある. 本稿は,ソーシャルワークにおける「主体性」概念をソーシャルワーカーの実践の中で検討することを通して,「主体性」を単に「個の尊重」として捉える従来の考え方を再吟味し,個人が社会的存在であるという点に着目して「主体性」概念の再構築を図ろうとするものである.

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