高等学校家庭科における「ありがとうカード」を用いた意見交流学習の実践と効果

Bibliographic Information

Other Title
  • コウトウ ガッコウ カテイカ ニ オケル 「 アリガトウカード 」 オ モチイタ イケン コウリュウ ガクシュウ ノ ジッセン ト コウカ

Search this article

Abstract

application/pdf

教師の一方向的な授業の改善に向けて「学習者参加型授業」は有効な手段の一つである。本稿では「学習者参加型授業」をさらに推し進めるために生徒の意見を学習に役立てる「意見交流学習」を考案し、その実践と効果について論じる。具体的には「ありがとうカード」「アドバイスカード」と称する2種類のカードを用いて、生徒の学習成果物に対する感想(良かった点、改善点)を交流し、そのカードの記述内容やアンケートから両者のカードの有用性を比較、分析した。その結果、「ありがとうカード」は学習初期での活用が仲間意識を向上させ有効であった。一方、学習後期では「アドバイスカード」の内容に期待が膨らみ、両方のカードを使用することで「アドバイスカード」への記入が容易となった。これらカード活用は、「意見交流学習」を促進し、達成感や学習意欲を喚起させることができた。

Journal

Related Projects

See more

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top