「アルゴール」の世界-いくつかの手法を通して-

この論文をさがす

抄録

Article

1910年、ルイ・ポワリエLouis Poirierはブルターニュ地方に通じる街道筋にあるメーヌ・エ・ロワール(Meine‐et‐Loire)県、サン・フロラン・ル・ヴィエイユ(Saint‐Florent‐le‐Vieil)で生まれた。幼少時代、しばしばヴァカンスをブルターニュのポルニシェPornichetで過す。後に敬愛するシュルレアリストAndré Bretonと邂逅するナントで中等教育を受ける。この時期、将来の文学活動に決定的な影響を与えたと思われる、ポー、スタンダールなど愛読する。1928年、パリに上京し、アンリⅣ校の生徒となる。この時期に、ワグナーの『パルジファル』のオペラ公演を見、一種の啓示を受け、そこから聖杯伝説への興味が生まれる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ