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Abstract

第二言語において、聴取能力と発話能力はどの程度関連するのだろうか。これを考える契機として、本稿では、韓国人日本語学習者による「ザ行音」と「ジャ行音」の誤りに着目した。韓国人日本語学習者に「ザ行音」「ジャ行音」の聴取テストと発話テストを行い、その結果を分析したところ、聴取能力の高い学習者は「ジャ行音」の発話能力も高く、相対的に聴取能力が低い学習者は「ジャ行音」の発話能力も低かった。一方「ザ行音」の場合、聴取能力と発話能力に関連性は見られなかった。「ザ行音」と「ジャ行音」の間にこのような違いが見られた理由として、学習者の第一言語の音韻体系の中に目標言語の音が部分的にでも共有されているかどうかということが、両者の違いに関与している可能性があると指摘した。

Journal

  • 言語学論叢 オンライン版

    言語学論叢 オンライン版 (第3号(通巻29号)), 57-73, 2010-12-31

    筑波大学一般・応用言語学研究室

Keywords

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    120003874848
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    departmental bulletin paper
  • ISSN
    1882-6601
  • Data Source
    IR 
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