震災時の情報行動 ―愛知県の情報系の大学生を対象にした調査から―

書誌事項

タイトル別名
  • シンサイジ ノ ジョウホウ コウドウ : アイチケン ノ ジョウホウケイ ノ ダイガクセイ オ タイショウ ニ シタ チョウサ カラ
  • Information Behavior about the Earthquake ―Survey of the University Students Based Information in Aichi―

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抄録

type:text

東日本大震災において、愛知県の情報系の大学生が、どのように情報を得て、どのように行動したかを調査した。震災当日は期末休業中のため、多くの学生が自宅におり、テレビから情報の多くを得ていた。震災後は、ニュースサイト等から情報を得る学生が増えるが、依然としてテレビが多かった。一方、震災後に流れたデマについては、過半数の学生が一度は信じたものもあることが分かった。デマのソースは、全体としてはテレビ・ワンセグとした学生が多かったが、デマによってはメッセージ・チャット・ツイッターも多かった。しかし、デマを「拡散」した学生はほとんどおらず、慎重に真偽を判断している様子が伺えた。全体として、多くがテレビによって情報を得ており、また情報の判断にも、テレビ・ラジオ・新聞を用いていた。情報系の学生であるからこそ、インターネットによる情報の真偽に不安を感じたのかもしれない。精査が必要である。

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