水田および畑地におけるガチョウの除草利用 Use of Geese for Weed Control in Paddy and Upland Fields

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抄録

農業生産現場におけるガチョウの除草利用に向けた基礎的知見を得ることを目的とし,水田,大麦畑および野菜園にガチョウをそれぞれ放飼し,作物への食害の発生状況を調査した。1) 水田に放飼したシナガチョウ雛は,水稲に対して活発な採食を示し,放飼後4日目の食害率は94%であった。2) 大麦畑に放飼したセイヨウガチョウは,放飼当日に大麦の葉部や穂を採食し,採食植物の12%を占めた。3) 野菜畑に放飼したセイヨウガチョウは,エダマメ,オクラ,トウモロコシ,ナス,サツマイモ,ミニトマトに対して採食行動を示したものの,サトイモならびにピーマンに関しては採食被害が皆無であった。以上より,水稲,大麦,エダマメ,オクラ,サツマイモ,トウモロコシ,ナスおよびミニトマト栽培におけるガチョウの除草利用は困難であるものの,サトイモおよびピーマン栽培においては除草利用の可能性が示唆された。

収録刊行物

  • 鹿児島大学農学部学術報告

    鹿児島大学農学部学術報告 (62), 45-49, 2012-03

    鹿児島大學農學部

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    120004140096
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00040603
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    Journal Article
  • 雑誌種別
    大学紀要
  • ISSN
    0453-0845
  • NDL 記事登録ID
    023614674
  • NDL 請求記号
    Z18-250
  • データ提供元
    NDL  IR 
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