きぬがさ3 : 復活する祭礼の蓋

書誌事項

タイトル別名
  • キヌ ガ サ(3)フッカツ スル サイレイ ノ フタ
  • キヌ ガ サ(2)コダイオウケン ト フタ
  • Kinugasa(Silk Parasol)3:The restoration of Kinugasa

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抄録

type:text

祭礼の神幸行列で用いられる錦蓋の中には、垂下式で周囲の幕の丈が長いものがある。京都下鴨神社の御蔭祭における神霊を載せた神馬を覆う錦蓋が始まりと考えられ、それ自身が神輿と同様の役割を持ち、大嘗祭の菅蓋に祖型を求めることができる。この垂下式の錦蓋は各地に伝播するが、近世に伝えられた福岡県直方市の多賀神社のもの以外は神輿に随伴する威儀具となっており、その多くは近代になって導入されたものと考えられる。

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