集団内における迷惑行為の生起頻度がサークル集団へのコミットメントに及ぼす影響

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タイトル別名
  • シュウダンナイ 二オケル メイワク コウイ ノ セイキ ヒンド ガ サークル シュウダン ヘノ コミットメント 二オヨボス エイキョウ
  • シュウダン ナイ ニ オケル メイワク コウイ ノ セイキ ヒンド ガ サークル シュウダン エ ノ コミットメント ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

本研究の目的は、大学生のサークル集団における迷惑行為の生起頻度が個人的欲求と組織コミットメント(Allen & Meyer, 1990)との関係に及ぼす影響を明らかにすることであった。サークル集団に対する個人的欲求は、集団の活動内容に動機づけられている活動志向的欲求、対人関係の構築に焦点をあてた成員志向的欲求、漠然とした期待感による期待志向的欲求の三側面からとらえた。サークル集団に所属する166名の大学生に対して調査を実施したところ、集団内における迷惑行為は成員を所属集団に留めるコミットメントを阻害することが示された。特に、集団内の人間関係に影響を及ぼす迷惑行為は、三つの個人的欲求のいずれも低い成員のコミットメントを阻害することが示された。

収録刊行物

  • 対人社会心理学研究

    対人社会心理学研究 12 93-101, 2012

    大阪大学大学院人間科学研究科対人社会心理学研究室

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