書誌事項
- タイトル別名
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- Unconscious Religiosity and Social Capital
- ムジカク ノ シュウキョウセイ ト ソーシャル キャピタル
抄録
19世紀なかば、とりわけ第二次世界大戦以降、都市化・産業化が進展し、日本の地域共同体は崩壊に向かっている。一方、地域共同体の紐帯の基盤にあった神道や仏教もその影響力を弱めている。本稿では、日本人の国民の3割ほどしか宗教を信じていない状況下で、日本人の精神的基層にある宗教的要素「無自覚の宗教性」がソーシャル・キャピタルと関連していることを理論的に考察する。その際、思いやり格差、和合倫理、生命主義などの日本人の意識構造を概観し、市民社会における無自覚の宗教性とソーシャル・キャピタルの関係を検討して、今後の研究の土台を提示したい。
収録刊行物
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- 宗教と社会貢献
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宗教と社会貢献 1 (1), 3-26, 2011-04-01
「宗教と社会貢献」研究会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290699787949824
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- NII論文ID
- 120004850821
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- DOI
- 10.18910/18467
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- ISSN
- 21856869
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- HANDLE
- 11094/18467
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles
- KAKEN
- Crossref