堰の部分撤去による上流河道の応答特性

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タイトル別名
  • Upstream Channel Responses due to Partial Removal of a Weir

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抄録

本稿は,堰の部分撤去による上流河道の水理学及び地形学的な応答特性に関する実験的研究である。特に,堰の改変形状及び河床材料の粒径特性について注目した。堰を部分撤去した場合は,堰周辺には局所洗掘,河道上流域には砂州の移動が生じた。堰の改変形状が堰近傍の三次元流れ場及び局所洗掘を促進し,上流砂州の伝播特性にも影響していることが確認された。準平衡状態においては,砂州の特性は堰の改変形状よりも堰の改変面積との関連性は深いことが示された。混合砂での実験では,河床材料の平均粒径及び標準偏差による河道の応答特性に大きいな違いが見られた。また,河道横断方向の流砂分級現象による河道縦断方向にはサンドリボンと呼ばれる細粒径砂による帯が形成され,そのサンドリボンは河床地形に影響を及ぼすことも確認された。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050001335742475008
  • NII論文ID
    120004945178
  • NII書誌ID
    AN00027784
  • ISSN
    0386412X
  • HANDLE
    2433/161831
  • 本文言語コード
    en
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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