書誌事項
- タイトル別名
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- ヤマガタシ ホウゲン ノ ブンマツシ バ ヨ ト タイヒシテ
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抄録
本稿では、山形市方言の文末詞バの用法を、ヨと対比しつつ記述する。その用法をまとめれば、次のようになる。(a)バは、聞き手にたいして、聞き手の未知の情報を伝達する場合に用いられる。(b)バは、当該情報が話し手が意外性をもって見出した/認識したもので、聞き手にとっても、おそらく開き手の想定にはない/聞き手の想定とは異なる、聞き手が驚くにちがいない情報であるとして伝達する際に用いられる形式である。(c)ただし、そのような条件を満たしていなくとも、バを用いることで話し手の既得情報に意図的に意外性をもたせることによって、聞き手にたいする配慮を行うといった使い方もある。
収録刊行物
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- 阪大社会言語学研究ノート
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阪大社会言語学研究ノート 6 170-180, 2004-03
大阪大学大学院文学研究科社会言語学研究室
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390009224808871296
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- NII論文ID
- 120004945481
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- NII書誌ID
- AA11555159
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- DOI
- 10.18910/23213
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- HANDLE
- 11094/23213
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles