山形市方言の文末詞ジェ : ヨ・ズ・バと対比して

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タイトル別名
  • ヤマガタシ ホウゲン ノ ブンマツシ ジェ ヨ ズ バ ト タイヒシテ

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抄録

本稿では、山形市方言の文末詞ジェを取り上げて、その用法を以下のように記述する。a)ジェは、平叙文のみに後接し(§2.1 )、文中では、テンス形式のタや報告形式ケのあとの位置に、またハなどの汎用の文末詞に先行して現れる、聞き手への伝達態度を表すモダリティ形式である(§2.2) 。(b)ジェの働きは、[[命題] +ジェ]のなかの[命題]で示される知識や情報が、開き手が・誤って認識しているものとは異なる正しい知識や情報であるとして、聞き手に提示するところにある。聞き手の思い込みを修正するといった発話機能を担うことが多い(§3) 。(c)平叙文に後接して、開き手に新規情報を伝達する他の文末詞(ヨ・ズ・バ)等とは、会話のなかで意味的に類似するケースもあるが、互いに異なった機能を担っている(§4) 。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390290699785571584
  • NII論文ID
    120004945484
  • NII書誌ID
    AA11555159
  • DOI
    10.18910/23216
  • HANDLE
    11094/23216
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
    • CiNii Articles
    • KAKEN

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