書誌事項
- タイトル別名
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- ヤマガタシ ホウゲン ノ ブンマツシ ヤ ヨ ト タイヒシテ
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抄録
本稿では,疑問文に後接する山形市方言の文末詞ヤを取り上げて,ヨと比較しながら,その分布や意味・用法を記述する。記述の内容をまとめると,次のようになる。(a)文末詞ヤは,Yes-No 疑問文,WH 疑問文,確認要求文に後接する。他の文タイプでは用いられない(2 節)。(b)ヤは,Yes-No 疑問文には必ずガを介して後接するという制約があるほかは,さまざまなタイプの疑問文や疑問句に後接する。一方,ヨについては,ノで終わるWH 疑問文には後接しないなどの制約がある(3 節)。(c)Yes-No 疑問文の場合,文末詞ヤとヨは発話のなかでたがいに類似する機能を果たし,入れ替えても意味はほとんど変わらないが,文末詞ヤは「話し手は,会話の相手に,命題の内容を十分に確認することを促す」といったことを表し,文末詞ヨは「話し手は相手に,話し手の情報が正しいものとして,相手の情報(命題内容)を差し戻し,その再確認/修正を促す」といった,相手の情報を否定する度合いが高い形式であると考えることができる(4 節)。
収録刊行物
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- 阪大社会言語学研究ノート
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阪大社会言語学研究ノート 10 78-88, 2012-03
大阪大学大学院文学研究科社会言語学研究室
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390009224808873472
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- NII論文ID
- 120004945493
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- NII書誌ID
- AA11555159
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- DOI
- 10.18910/23225
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- HANDLE
- 11094/23225
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles
- KAKEN