福岡方言における動詞・形容詞と疑問詞疑問文のアクセントに関する覚え書き

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  • 久保 智之
    九州大学大学院人文科学研究院文学部門 : 教授 : 言語学

書誌事項

タイトル別名
  • Accent in verbs, adjectives, and WH-questions of the Fukuoka dialect
  • フクオカ ホウゲン ニ オケル ドウシ ケイヨウシ ト ギモンシ ギモンブン ノ アクセント ニ カンスル オボエガキ

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抄録

福岡方言では、動詞・形容詞や疑問詞疑問文のアクセントは、統語構造が組み上ったあとに付与されると考えられる。これらのアクセントは、後ろから3番目のモーラに下がり目を置く規則、いわゆる-3 規則と、その付帯規則を仮定することで説明できる。窪薗(2006)や Kubozono(2006)では、東京方言で、この-3 規則(ないしラテン語規則)が、外来語だけでなく、複合語や動詞・形容詞にも広く当てはまることが主張されている。福岡方言では、少なくとも動詞・形容詞と疑問詞疑問文のアクセントに関しては、ほぼ同じ規則があてはまる。

収録刊行物

  • 文學研究

    文學研究 107 157-183, 2010-03-01

    九州大学大学院人文科学研究院

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