信頼される大学職員に向けて : 教育研究機関である大学の総務系業務

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タイトル別名
  • Developing Reliable University Staff: University General Affairs Duties in Education and Research Institutions
  • シンライ サレル ダイガク ショクイン ニ ムケテ : キョウイク ケンキュウ キカン デ アル ダイガク ノ ソウムケイ ギョウム

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抄録

本稿の目的は、大学職員のうち総務部・課に所属する職員について、職務内容や職務遂行に必要な能力とその形成のあり方について検討することである。大学設置基準大綱化以降、著しく進展する大学改革の中、中教審学士課程答申(2008)において、大学職員が大学の構成員であり、教育・研究を様々な立場から支えていることが指摘された。大学の主たる目的の一つが教育である以上、主役は学生であり、彼らに学問的見地から教育する教員でもある。学生や教員からみると、総務系職員は学務系職員と比較して業務内容がわかりにくく、身近に感じることも少ない。例えば、何かの問い合わせに赴いた際、「○○規則第○条でこう決められています。」と言われた経験のある教員は多いと推測する。一見、冷たい対応に思われることも、「公平に間違いのない業務を行う」という背景があることが多く、当該職員が対応を工夫することで受ける印象が変わり、同じ職場のパートナーとして信頼を得ることも多い。総務系の業務について、信頼を得て業務を遂行するためのポイントを示すことで、職員の業務に対する意識の変革と教員の職員業務への理解を促したい。

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