戦時期農村における郷土教育実践の変質 ―滋賀県島小学校を事例として―

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タイトル別名
  • センジキ ノウソン ニ オケル キョウド キョウイク ジッセン ノ ヘンシツ : シガケントウ ショウガッコウ オ ジレイ ト シテ
  • Transition of the Community Education during Wartime in Japan:A Case of Shima Elementary School in Shiga Prefecture

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抄録

本研究では、滋賀県島小学校を事例として、戦時期農村における郷土教育実践の変質過程を考察した。島小学校の郷土教育実践は、戦時期になると国民精神総動員運動や国民学校令の影響を受けて、軍国主義・国家主義的な目標が組み込まれるようになっていく。一方、具体的な実践においては、先進校として取り組んできた「地域振興」「村に即したる教育」が展開され、自力更生的な郷土教育はその後も継承される。島小学校では、すでに作りあげてきた郷土教育実践を国策の変化に対応させて、郷土での生活に反映させていく変質過程を戦時期にたどっていた。

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