視覚障害を有する鍼灸学生への診療シミュレータを用いた学習効果

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  • シカク ショウガイ オ ユウスル シンキュウ ガクセイ エノ シンリョウ シミュレータ オ モチイタ ガクシュウ コウカ

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抄録

本研究は、視覚障害学生における診療シミュレータを用いたフィジカルアセスメントに対する学習効果について検討した。実習内容は心音および呼吸音の聴診、心電図測定の実習であった。対象は臨床実習Ⅰを受講する学生16名とした。学生には、事前に実習のテキストを配布し、自主学習を行わせた。実習において心音と呼吸音の聴診では正常音と代表的な異常音を聴取させた。心電図測定は、心電図の電極を装着させた。実習の評価として確認テストと実習アンケートを実施した。その結果、各実習項目が必要であると考えていたものほど実習内容を理解していた。また、確認テストの得点が高い学生ほど、事前学習を実施しており、実習の必要性を肯定的に捉えていた。これらの結果から、事前に十分な自主学習を実施することで、より学習効果が高まる可能性が示された。

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