政治の理論のための覚書

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  • セイジ ノ リロン ノ タメ ノ オボエガキ
  • A Note on Political Theory

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抄録

本稿では、「政治」という言葉、概念の自分な りの定義を試みる。ここでの「政治」という言 葉は、現代英語の“politics”という言葉の対応 語、翻訳語と考えていただいて構わない。現代 の日本語における通常の使われ方から極端に外 れることなく、しかもある程度明晰で厳密な思 考を可能とするような定義づけをここでは試み ていく。  そこでは当然、我々の日常的な言葉づかい、 更にはジャーナリズムでの政治談議を意識しつ つも、もう少し厳密な言葉づかいを行っている 領域を参考にする。その場合当然ながらアカデ ミックな政治科学や公法学の用語法は念頭に置 かれるだろう。しかし更にとりわけ本稿で重要 な手掛かりとして用いられるのは、ハンナ・ア レントとミシェル・フーコーの言葉づかいであ る。

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