"からだで学ぶ"ことの意味 : 学び・教育における身体性

Bibliographic Information

Other Title
  • "カラダ デ マナブ " コト ノ イミ : マナビ・キョウイク ニ オケル シンタイセイ

Abstract

type:text

本稿は、からだで学ぶことの重要性を説く学び論である。ものごとを体験するとき、自分のからだが相対する「モノの世界」を意識的にことば化し、自分なりの意味解釈を施す"からだメタ認知"の習慣が、からだで学ぶことを促す。他者から聞いたことを鵜呑みにして受け売りのようにしゃべる現代社会の傾向は、からだでの学びに逆行する。この思想は教えることの指針も提示する。教え手は、体験のエッセンスだけを記述して伝えるのではなく、体験の基底をなす「モノの世界」も提示して、学び手がからだで学べる環境を与えるべきである。

特集 学びのための環境デザイン 招待論文

Journal

  • Keio SFC journal

    Keio SFC journal 12 (2), 9-18, 2012

    慶應義塾大学湘南藤沢学会

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