就学移行支援に向けて保育所・幼稚園で実施する発達評価の試み : 5歳児の発達スクリーニング試案

書誌事項

タイトル別名
  • Developmental assessment of young children conducted at nursery school and kindergarten to support transition to primary school :The development of screening items for 5-year-old children
  • シュウガク イコウ シエン ニ ムケテ ホイクジョ ・ ヨウチエン デ ジッシ スル ハッタツ ヒョウカ ノ ココロミ : 5サイジ ノ ハッタツ スクリーニング シアン

この論文をさがす

抄録

就学移行支援のために,園で保育者が実施して支援の必要な5歳児を検出できるスクリーニング項目を検討した。言語・コミュニケーションの視点から説明課題,音韻意識課題の評価も加え,2つの問診票項目,4つの実施課題を57名の年中児に実施した。発達障害が疑われる子どもや経験不足で能力を発揮できていない子どもを園の中で育てていく視点で設けた不通過基準案では,発達問診票項目では7.0%,行動問診票項目では19.3%,説明課題では17.5%,音韻意識課題では15.8%,片足支持課題では7.0%,行動制御課題では24.6%を検出した。支援体制について2つの基準案を設け,片足支持課題,行動制御課題を除く4つの問診票項目・課題のうち,いずれか1つの問診票項目・課題で不通過になった14%を園の中でフォローすることが望ましい子とし,2つ以上の問診票項目・課題で不通過になった8.8%を他機関と連携することが必要な子とした。

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ