準実スケール人工雲実験施設を用いた硫酸アンモニウムエアロゾルが雲粒生成に与える影響の検討

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書誌事項

タイトル別名
  • Study on the influence of ammonium sulfate aerosol on cloud droplets utilizing Artificial Cloud Experimental System (ACES)with semi-real scale
  • ジュンミノル スケール ジンコウ ウン ジッケン シセツ オ モチイタ リュウサン アンモニウムエアロゾル ガ ウンリュウ セイセイ ニ アタエル エイキョウ ノ ケントウ

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抄録

Ⅰ. 雲凝結核・氷晶核特性の測定とモデル化

高度430mにおよぶ準実スケールの人工雲実験施設において硫酸アンモニウムエアロゾル粒子を発生させ, 雲核活性化が起きる高度40m程度までのエアロゾル, 雲粒について測定をおこなった. バックグラウンド粒子数濃度を低下させたことにより, 実験室用粒子発生装置を用いた安定的なエアロゾル粒子供給が可能となった. エアロゾル粒子および雲粒を同時に捕集可能な2段式インパクターを用い複数高度で両粒子の数濃度, 粒径分布を求めた.粒子発生用の硫酸アンモニウム溶液濃度を高くすると, 発生粒子個数が増加したが粒径に大きな変化は見られなかった. エアロゾル粒子数増加により生成する雲粒粒子数は増加, 雲粒径は減少し, Twomey効果が検証された.

収録刊行物

  • 低温科学

    低温科学 72 21-27, 2014-03-31

    北海道大学低温科学研究所

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