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抄録
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「臨地実習適正化のための看護系大学共用試験(CBT)の実用化と教育カリキュラムへの導入」に向けて,全国の22の看護系大学において実施した「平成24年度CBTモニター試験」に三重大学も参加した.そこで,看護CBTの有用性や問題点を明らかにする目的で,三重大学のモニター試験の受験者44人の4科目20分野のデータを分析したところ,正答率の中央値が高い分野や低い分野,科目間や分野間の正答率の相関関係などが明らかになった.さらに,科目間の正答率の関連性を検討するため,主成分分析を行い2個の主成分を抽出したところ,第1主成分は科目の特性,第2主成分は問題の理解度ないしは難易度を示すものと解釈され,それぞれの科目や分野の特徴や関連性が読み取れた.今回の「CBTモニター試験」の分析は参加者のみの事例研究という限られた範囲ではあるが,CBTの有効性や問題点だけでなく,今後の三重大学医学部看護学科におけるFD(Faculty Development)活動及び看護教育のあり方・方法などを検討するための基礎資料が得られた.
収録刊行物
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- 三重看護学誌
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三重看護学誌 16 (1), 35-41, 2014-03-15
三重大学医学部看護学科
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詳細情報
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- CRID
- 1050001202925057536
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- NII論文ID
- 120005418133
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- NII書誌ID
- AA11353824
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- HANDLE
- 10076/13831
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- ISSN
- 13446983
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles
- KAKEN