Porphyromonas gingivalis無色突然変異株のバイオフィルム形成性

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  • Porphyromonas gingivalis ムショク トツゼン ヘンイカブ ノ バイオフィルム ケイセイセイ

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P.gingivalisの継代により無色突然変異株(np8株とnp11株)が出現した。この変異株の中に親株よりバイオフィルム形成性の増加した株が存在したことより、P.gingivalisのバイオフィルム形成因子の一端を明らかにするため、その性状について検討した。np11株の凝集性は親株とnp8株より強くみられ、これらの菌体のSDS-PAGEによるタンパク質バンドの比較で、17kDaと26kDaのバンドがnp11株にのみ強く発現した。これらのバンドはそれぞれflavodoxinと3-oxoacyl(acyl-carrier protein)reductaseであった。これらのことより、凝集性と代謝過程に関与するflavodoxinと3-oxoacyl(acyl-carrier protein)reductaseはバイオフィルム形成性に関与する可能性が示唆された。

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