歯科用金属のレーザー溶接時における溶融部の様相  [in Japanese]

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Abstract

歯科用金属3種類(金銀パラジウム合金、Co-Cr合金、純チタン)を用いて、レーザー照射による金属溶解部の変化について比較検討した。その結果、同じレーザー照射条件での溶解部の直径と溶け込み深さは、金銀パラジウム合金、Co-Cr合金、純チタンの順に値が大きくなった。各金属ともレーザーの出力を上げると溶解部の直径と溶け込み深さの値は大きくなったが、金銀パラジウム合金ではその変化は少なかった。溶解部のブィッカース硬さの値は元の鋳造体部に比べ大きくなったが、金銀パラジウム合金ではその変化は僅かであった。今回の実験では金属の酸化を防ぐため、照射面から30mm程度離れた位置からアルゴンガスを噴きつけながらレーザー照射した。しかし、チタンに関する先行研究では酸素を完全に遮断するにはアルゴンガスのノズル先端の位置を溶接部から5mm以内に設置する必要があると報告されており、今回の設定条件では金属の酸化防止には効果が薄く、特に酸化されやすい純チタンでは硬く脆くなった可能性が考えられた。

Journal

  • 奥羽大学歯学誌

    奥羽大学歯学誌 37巻(2号), 99-104, 2010-06

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    120005429487
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    departmental bulletin paper
  • ISSN
    0916-2313
  • Data Source
    IR 
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