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Abstract

2011年9月から2012年5月までの9ヵ月間に当科を初回受診した腸間膜リンパ管腫の3症例を報告する.症例1は3歳11ヵ月、男児.徐々に増悪する腹痛で発症し、腹部は板状硬で全体に圧痛と筋性防御を認め、造影CTで腸間膜リンパ管腫と画像診断された.抗生剤、ステロイド投与により症状は消失したが、4ヵ月後に小腸捻転を合併し、腫瘤全摘、回腸切除術が緊急に施行された.症例2は3歳10ヵ月、男児.上気道炎症状と腰背部のだるさを訴え、施行した造影CT・MRIで腸間膜リンパ管腫が発見されたが、早急な切除適応はなく、経過観察中である。症例3は3歳6ヵ月、女児.徐々に増悪する臍周囲部の腹痛、嘔吐のため入院となり、造影CTで腸間膜リンパ管腫と画像診断された.抗生剤投与により腹痛はいったん消失するも、4週後と6週後に再出現し、緊急開腹下に腫瘤全摘、小腸切除(10cm)術が施行された.種々の腹部症状(特に持続性もしくは反復性腹痛)に対しては腸間膜リンパ管腫も念頭に置いた積極的な画像検査が有用であると考えられた.

Journal

  • 京都第二赤十字病院医学雑誌 = Medical journal of Kyoto Second Red Cross Hospital

    京都第二赤十字病院医学雑誌 = Medical journal of Kyoto Second Red Cross Hospital (34), 58-65, 2013-12-01

    京都第二赤十字病院

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    120005436783
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AN00357778
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    journal article
  • ISSN
    0389-4908
  • Data Source
    IR 
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