留学生の日本への適応に関する検討 : 主観的ウェルビーイングの変化

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タイトル別名
  • International Students' Adaptation to Japan : The Changes in Subjective Well-being
  • リュウガクセイ ノ ニホン ヘノ テキオウ ニ カンスル ケントウ シュカンテキ ウェルビーイング ノ ヘンカ
  • リュウガクセイ ノ ニホン エ ノ テキオウ ニ カンスル ケントウ : シュカンテキ ウェルビーイング ノ ヘンカ

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抄録

本研究では、留学生の日本への適応について、短期交換留学生(男性22名、女性17名)を対象に留学初期にあたる学期開始時とその半年後の学期終了時の主観的ウェルビーイングを比較した。その結果、男性は半年間の在日期間を経て、満足感を向上させ、比較的高いバイタリティを維持し、不安を低減させた。来日前後は女性よりも高い不安を抱えている男性も、高いバイタリティを維持することによって、積極的な行動や適切なストレス対処に取り組めている可能性が示唆された。その結果、留学期間中に満足感が向上したと考えられる。今後は、データを蓄積するとともに、主観的ウェルビーイングを促進させる要因についてさらに検討し、適応状態の向上を目指した有効な支援を検討する必要がある。

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