Abstract
超高強度ひずみ硬化型セメント系複合材料(UHP-SHCC)をRC 構造物の表面被覆材として利用することで,防食効果が得られると期待される。また,内部の鉄筋が腐食した場合でも,UHP-SHCC が腐食膨張圧による軸方向ひび割れ幅を低減することが可能となる。本研究では,UHP-SHCC で表面被覆したRC はりを電食させ,ひび割れ発生状況を確認するとともに,曲げ試験を行い,表面被覆を行わなかったはりと比較することで,補強効果を確認した。その結果,UHP-SHCC の被覆により,腐食によるひび割れが抑制,あるいはひび割れ幅が低減されること,曲げ試験において初期ひび割れ発生荷重,最大荷重などの向上が確認された。
Journal
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- コンクリート工学年次論文集
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コンクリート工学年次論文集 31 (1), 373-378, 2009
日本コンクリート工学会
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050845763733604608
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- NII Article ID
- 120005515287
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- HANDLE
- 2237/20923
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- ISSN
- 13477560
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- journal article
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- Data Source
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- IRDB
- CiNii Articles
- KAKEN