頸椎損傷に対する後方instrumentationの一工夫 〜Pedicle screwとlateral mass screw併用の試み〜
書誌事項
- タイトル別名
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- The Combined Use of Pedicle Screws and Lateral Mass Screws in Posterior Cervical Fusion
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抄録
頸椎損傷に対するpedicle screw(PS)とlateral mass screw(LMS)を併用した後方instrumentationの術後成績について報告する.対象は2008年8月から2014年3月に当院で中下位頸椎損傷と診断し,PSとLMSを併用した後方instrumentationを施行した4例(男性3例,女性1例,手術時年齢25−52歳),CF型3例(C4/5脱臼1例,C4/5脱臼骨折1例,C5/6脱臼骨折1例),VC型1例(C6圧迫骨折)である.検討項目は,術中・術後の合併症,頸椎単純X線側面像で術前・術直後・最終観察時の椎間角と椎間高の計測である.4例とも術中に明らかな合併症を認めず,1例で隣接椎間障害を認めた以外は明らかな術後合併症はなかった.手術後翌日より外固定を使用せず歩行訓練を開始したが,最終観察時まで整復位の保持は良好で,明らかな矯正損失は認めなかった.当院ではPSを刺入する際に,外側に別皮切を設け,プロービングを行うことで適切な刺入角度を保持する工夫を行っている.頸椎損傷に対しPSとLMSを併用した後方instrumentationは,強固な固定性が得られ,PS単独による固定と比較し神経・血管損傷のリスクを軽減することができ,有用な術式と考えられた.
収録刊行物
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- 静岡赤十字病院研究報
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静岡赤十字病院研究報 34 (1), 14-19, 2014-12
静岡赤十字病院
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050845762953941760
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- NII論文ID
- 120005556791
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- NII書誌ID
- AN10167098
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- ISSN
- 09119833
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles