不適切な養育状況にある家族の支援に対する小児看護師の知識・認識と自己効力感  [in Japanese] Knowledge, Recognition, and Self-Efficacy of Pediatric Nurses for Family Support of Child Maltreatment  [in Japanese]

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Abstract

本研究は、不適切な養育状況にある家族の支援に対する小児看護師の知識・認識、自己効力感を明らかにすることを目的とし、質問紙調査を実施した。対象者は、全国の300床以上で子どもが入院する病棟をもつ病院および小児専門病院に勤務し、調査協力に同意が得られた病棟看護師950名である。538名の小児看護師から回答を得、有効回答率は56.6%であった。結果、対象者は57.8%が総合病院に勤務しており、虐待対応委員会が設置されていたのは40.2%であった。虐待を疑う家族を発見した時の通告義務について「知っている」「少し知っている」と回答したのは79.3%に上ったが、子どもや親のケア時に小児看護師自身に生じる否定的な感情の由来や、子どもがパニックを起こした時の対応方法、医療者に拒否的な親に対する関わりについて「あまり知らない」「知らない」と回答した小児看護師は6~7割を占めた。8割以上が「親自身も母性的な関わりを必要としている」「親との関わりでは信頼関係の形成が最も優先される」、9割以上が「虐待を疑えばできるだけ早く他機関と連携する必要がある」と関わりや他機関との連携の重要性を認識していたが、実践に対する自己効力感との間に齟齬がみられた。以上より、小児看護師の知識や認識を高め、不適切な養育状況にある家族の支援につながる学習プログラムの作成および虐待対応委員会の設置など、病院組織としてのシステム整備の必要性が示唆された。

Journal

  • 摂南大学看護学研究 = Setsunan University Nursing Research

    摂南大学看護学研究 = Setsunan University Nursing Research 3(1), 1-8, 2015-03

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    120005557165
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    departmental bulletin paper
  • ISSN
    2187-624X
  • Data Source
    IR 
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