糖尿病をもち在宅で療養する後期高齢者の現状と課題 病棟管理日誌から分析する夜間・休日電話相談

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Abstract

【目的】糖尿病をもち在宅で療養する後期高齢者の療養状況について,病棟管理日誌による電話相談の記録から現状と課題を明らかにすることを目的とした. 【方法】北海道内の一糖尿病専門病院における過去16ヶ月の夜間・休日電話相談を病棟管理日誌から資料を収集し後期高齢者のデータの分析を行った. 【結果・結論】相談件数は183件,人数は83人.そのうち本人による電話相談が70.5%であった.後期高齢者の電話相談利用状況は「少数の頻回利用者」と,「多数の一回限りの利用者」であった.記録上家族の記載がない事例では,電話で些細なトラブルや不安の解消などを相談しており,看護者に対して家族に変わる親身な相談相手としての存在を求めていることが示唆された.また治療,症状が相談内容の半数以上を占めていた.

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