メガFTA時代の到来と鹿児島県産農水産物輸出

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タイトル別名
  • Coming of Age of Mega-FTA and Export of Agricultural and Marine Products of Kagoshima Prefecture
  • メガ FTA ジダイ ノ トウライ ト カゴシマケンサン ノウスイ サンブツ ユシュツ

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抄録

第22回 APEC (アジア太平洋経済協力) 首脳宣言で 「北京アジェンダ」 を採択し 「アジア太平洋自由貿易圏 (Free Trade Area of the Asia-Pacific:FTAAP) 実現に向けたロードマップが示された. 同時に環太平洋パートナーシップ協定 (TPP:Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement) や東アジア地域包括的経済連携 (RCEP:Regional Comprehensive Economic Partnership) などの広域型の FTA/EPA が重層的に交渉を開始しておりメガ FTA の時代を迎えている. これまで日本の農水産物輸出は極めて少なく, 大幅な輸入超過となっていた. しかし FTA/EPA 交渉が加速している現状, 農林水産業も 「産業内貿易」 としての可能性を見直しグローバル・バリュー・チェーン構築するなどメガ FTA を活用した積極的な取組が望まれる. 鹿児島県は第1次産業に特化した県であるが, 豊富な食品素材の付加価値高めないままに市場に供給している現状がある. 現在取り組まれている畜産品輸出の状況や, 水産物輸出に関した先進的事業にも触れ産業の付加価値とは何かを考察し, 今後の鹿児島県産農水産物輸出の方向性について考察する.

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