ロシアの「国家資本主義」について ― プーチン時代の準家産制的国家資本主義 ―

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  • ロシア ノ 「 コッカ シホン シュギ 」 ニ ツイテ : プーチン ジダイ ノ ジュンカサンセイテキ コッカ シホン シュギ

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抄録

ヴラジーミル・プーチンは,2000年5月にロシア連邦大統領に就任し,その職を2期8年勤めた。2008年5月に,ドミトリー・メドヴェージェフにその職を譲り,自分は首相となったが,2012年5月に再び大統領となった。メドヴェージェフが大統領だった時期をどのように評価するかは,種々の議論がありうるが,筆者は,この時期を含めて,プーチンが主導する独自の政治経済体制が2000年来強化されてきたのだと考えている。近年,この体制は「国家資本主義」と呼ばれることがある。本論文は,この政治経済体制の本質はどのようなものであるかに関して,内外の研究,特にロシアの研究者A・Radygin の研究を参考にしながら,私見を披歴するものである。

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