6~70歳代で登ったチベット、ネパールの山々 : 失敗例を中心に

DOI HANDLE オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Mountains in Tibet and Nepal which I Climbed in My Sixties and Seventies : Centering on Examples of My Failures and Lessons

この論文をさがす

抄録

60年前の1955年、山岳部の新人だった。暁の星を見ながら米を洗い、薪をくべ煙にむせびながら食事当番をしていた。そんな時、戦前の英国ヒマラヤ遠征隊の報告書を読んで驚いた。「Good morning, Sahib, Hot tea, Sir」と言ってキッチン・ボーイがテントを開け、熱い紅茶を持ってくる。暫らくすると「Sahib, Hot water, Sir」と言ってテントの前に洗面器に並々と注がれたお湯が置かれ、これで顔を洗う。何と優雅な山行だ、こんな山登りもあるのだ。会社勤めを終えたら何としてでもヒマラヤで登山を楽しもうと決意した。(参考資料1)2009年4月・2010年6月・2014年4月開催の雲南懇話会で、海外の山旅で体験した自分の大きな失敗例を中心に体験を紹介する機会があった。本稿では、懇話会で話した失敗例及びその他の事柄を紹介する。なお、それぞれの懇話会毎に主題と関係付けて編集してあるので、記述は時系列的になっていない。ご了承をお願いしたい。

収録刊行物

  • ヒマラヤ学誌

    ヒマラヤ学誌 16 213-223, 2015-03-28

    京都大学ヒマラヤ研究会; 京都大学ブータン友好プログラム; 京都大学霊長類学・ワイルドライフサイエンス・リーディング大学院

キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390009224840034048
  • NII論文ID
    120005661593
  • NII書誌ID
    AN10392447
  • DOI
    10.14989/hsm.16.213
  • HANDLE
    2433/200286
  • ISSN
    09148620
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

問題の指摘

ページトップへ