わが国における電動義手の開発のあゆみ

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タイトル別名
  • History of the development of electric-powered upper-limb prostheses in Japan
  • ワガクニ ニ オケル デンドウ ギシュ ノ カイハツ ノ アユミ

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抄録

わが国における電動義手の歴史は,1960 年代初頭のサリドマイド薬禍障害による子供たちのための高位欠損児用電動義手の開発・研究からはじまった。その後,いくつかの電動義手が大学や研究機関で開発された。なかでも,早稲田大学のグループが開発した電動義手を基として,1979 年に国産初の電動義手であるWIMEハンドが今仙技術研究所から発売された。しかし,支給制度などの問題から普及しなかった。現在も国内の大学および研究機関などで多くの電動義手の開発研究がなされている。とくに,筋電信号のパターン認識を用いた電動義手やヒトの手指に近似した多機能な機構の電動義手および装飾に優れたシンプルな電動義手などが代表である。本稿では,これらの新しい電動義手に関して解説する。

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