<研究ノート>恋歌の消滅 : 『百人一首』の近代的特徴について

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タイトル別名
  • Leaving out Love : Modern Ideals and the Development of "Hyakunin-isshu"
  • レンカ ノ ショウシツ ヒャクニン イッシュ ノ キンダイテキ トクチョウ ニツイテ
  • コイウタ ノ ショウメツ ヒャクニンイッシュ ノ キンダイテキ トクチョウ ニ ツイテ

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抄録

『百人一首』の研究は近年盛んになりつつあるが、近代(明治時代以降)の享受の実態についてはほとんど行われていない状態である。本論稿は、近代に特徴的に見られる『百人一首』の恋歌に対する非難の実態と、そのような論調により作り変えられた恋歌を排除した『百人一首』に関するものである。加えてその原因について考察を行った結果、①百人一首歌留多の興隆と受容形態の変化、②旧派歌人を中心とした恋歌の消滅、がその背景にあることがわかった。

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