ヨーロッパにおける磁器製茶器の発展―肥前磁器製茶器からヨーロッパ製磁器のセルヴィスへ―

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Other Title
  • Development of Porcelain Tea Ware in Europe— from Hizen Porcelain Tea Ware to European Porcelain Tea Service —

Abstract

16世紀以降,コーヒーや茶といった嗜好品の飲料がアジアや中南米からヨーロッパにもたらされると, 周知のとおり喫茶はヨーロッパの上流階級の間で熱狂的に好まれ,喫茶は彼等の生活の一部として定着 した。本稿では,こうした喫茶の習慣の定着には欠かせない,その必需品である喫茶の道具,とりわけ 磁器を素材とする喫茶の道具に関し,次に挙げる4 つの観点から知見を述べる。 ①日本からヨーロッパへの肥前磁器製茶器の輸出 ②ヨーロッパで用いられた喫茶の道具の形状と用途 ③財産目録にみる東洋陶磁製茶器を用いた室内装飾 ④ヨーロッパ製磁器による王侯貴族向け喫茶セルヴィスの発展

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