<原著>ラット膵液中でのライソゾーム酵素と短期間膵管閉塞後の分泌動態について
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- 平野, 鉄也
- 京都大学医学部 第一外科学教室
書誌事項
- タイトル別名
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- <Original Articles>Lysosomal Enzyme Secretion into Pancreatic Juice in Rats Injected with Pancreatic Secretagogues and Augmentd Secretion after Short Term Pancreatic Duct Obstruction
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抄録
ラット膵液中へのライソゾーム酵素分泌動態を解明する目的にて、 caerulein (0. 1 - 1. 5 ug/Kg ・ hr)の刺激下および3時間の膵管閉塞後の cathepsin B 分泌動態を検討した。caerulein 刺激下での cathepsin B 分泌動態は膵酵素である amylase とほぼ同様の分泌動態を示すとともに amylase 分泌量と高い正の相関関係を示した。3時間の膵管閉塞後にはコントロール群に比べ caerulein 刺激下、より大量の cathepsin B を含むライソゾーム酵素の存在を示すとともに、消化管ホルモンを介した膵液中へのライソゾーム酵素の分泌をも示すものであった。さらに短期間の膵管閉塞後には膵液中へのライソゾーム酵素の分泌が増加し、cathepsin B は trypsinogen を活性化し得ることより、胆石性膵炎等による膵管閉塞後には、膵管腟での膵消化酵素の活性化にも十分注意を払う必要があるものと考えられた。
収録刊行物
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- 日本外科宝函
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日本外科宝函 63 (1), 21-35, 1994-01-01
京都大学医学部外科整形外科学教室内 日本外科宝函編集室
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001335818975744
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- NII論文ID
- 120005698012
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- NII書誌ID
- AN00188295
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- ISSN
- 00039152
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- HANDLE
- 2433/203618
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- 本文言語コード
- en
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles