グループホームにおける終末期ケアに必要な医療連携のための看護実践 [in Japanese]
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Abstract
認知症対応型共同生活介護(以下グループホーム)での終末期ケアの医療連携のための看護実践を明らかにする目的で、全国10施設、12人のグループホームの管理者・看護職者を対象に、医療連携の取り組みの中で看護職が行っていた実践内容について半構成的な面接調査を行った。141コードから最終的に【高齢者の予備力と認知機能を詳細にアセスメントする】【健康管理を行い、日常生活行動を支える】【些細な状態変化を捉え治療的介入の必要性を判断する】等の9カテゴリが抽出され、これらから<アセスメント><ケアと医療の実施><教育・相談><調整>の4つの看護実践の側面が見出された。これら看護実践は、グループホームが医療機関と良好な連携体制を取り医療を実施する過程に相互に関わっていた。したがってグループホームでの終末期ケアにおける医療連携のためには、これら看護実践における4側面の実践能力を発揮できる看護職者の重要性が示唆された。(著者抄録)
Journal
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- 日本看護福祉学会誌
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日本看護福祉学会誌 20(2), 141-155, 2015-03