サハリン北東沖の海底表層型メタンハイドレート : 間隙水中の溶存イオンによるメタンフラックス評価

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タイトル別名
  • Sub-bottom methane hydrates off northeastern Sakhalin Island, Russia : Evaluation of methane flux by dissolved ions in the sediment pore waters
  • サハリン ホクトウオキ ノ カイテイ ヒョウソウガタ メタンハイドレート : カンゲキ スイチュウ ノ ヨウゾンイオン ニ ヨル メタンフラックス ヒョウカ

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抄録

北見工業大学はロシアおよび韓国の研究機関とともに,サハリン島北東沖海域で海底表層型メタンハイドレート(MH)に関する国際共同プロジェクト研究(CHAOS,SSGH,SSGH II)を実施しており,これまでに20 カ所以上の新発見サイトでMH の採取に成功し,数百カ所でシープサイトと推定される海底表層の構造を物理探査により発見した.本研究では堆積物深部から海底に向かうメタンの湧昇状況を把握するために,採取した堆積物コア間隙水中の溶存硫酸イオン,塩化物イオン,ナトリウムイオンの詳細な測定をおこなった.その結果,MH 生成がその近傍の堆積物中のメタンフラックスに変化を生じさせていることが示唆された.

収録刊行物

  • 低温科学

    低温科学 74 153-161, 2016-03-31

    低温科学第74巻編集委員会

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