NACSIS-ILLログ分析に基づく無料デジタル化資料に関する考察

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  • 藤江 雄太郎
    大阪大学附属図書館吹田地区図書館サービス課
  • 小島 由香
    名古屋大学理学部・理学研究科・多元数理科学研究科
  • 長屋 俊
    日本原子力研究開発機構研究技術情報部情報メディア管理課

書誌事項

タイトル別名
  • Some considerations about free online academic resources based on an analysis of NACSIS-ILL logs
  • NACSIS ILL ログ ブンセキ ニ モトヅク ムリョウ デジタルカ シリョウ ニ カンスル コウサツ
  • NACSIS-ILL ログ ブンセキ ニ モトズク ムリョウ デジタルカ シリョウ ニ カンスル コウサツ

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抄録

<p>今日世界中で数多くのデジタル化資料が無料公開されている。本稿では,これらの資料の発見性を高める方策を検討するため,NACSIS-ILLのログに注目し,分析を行った。ILLログのうち,無料で公開されているデジタル化資料が利用できるという理由で謝絶に至ったログを抽出,案内されている資料を調査した。その結果,無料デジタル化資料はWeb上の広い範囲に散在し,特に国内では60%程度がNDLSearch・CiNii Articles・J-GLOBAL・J-STAGEの各サイトに加えて検索エンジンで検索すれば発見可能な資料であることがわかった。また,これらのサイトはメタデータ連携が部分的で,収録状況の詳細が明示されていないことがわかり,発見性低下の一つの要因になっていることが示唆された。</p>

収録刊行物

  • 大学図書館研究

    大学図書館研究 102 (0), 34-43, 2015

    国公私立大学図書館協力委員会

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