診断参考レベル(DRLs2015)の設定に伴う成人体幹部CT撮影条件の検討

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  • Consideration of CT Scanning Conditions of the Adult Torso with the Establishment of a Diagnostic Reference Level (DRLs 2015)

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抄録

平成27年6月7日医療被ばく研究情報ネットワーク(J-RIME)が日本で初めて診断参考レベル(DRLs2015あるいはDRL2015、以下DRLs2015とする)を策定した。DRLs2015の設定に伴い、当センターの成人体幹部CT検査の撮影条件の見直しを行うこととした。 CTの撮影線量最適化ツールであるCT‐AEC(Computed Tomography-Auto Exposure Control)の条件設定(設定SD値)の検討を行い撮影線量CTDIvol(mGy)、DLP(mGy・cm)変化を確認した。また撮影条件の見直しに伴い画像の診断能が低下しないように物理的評価・視覚評価を行った。 検討を行った撮影線量がDRLs2015と以前の基準値であったICRP report publication 87の勧告していたDRLと比較し、どの程度線量が変化したのか検討を行った。 結果、設定SD値を12とした時に診断能を損なわず、DRLs2015が示す撮影線量の値に近いものとなった。

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