テキストマイニングによる成長報告書の分析

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  • Analysis of development reports using text mining

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抄録

研究目的は、看護学生が認識する成長を明らかにし、看護教員が認識する成長の概念と比較することである。ポートフォリオを導入した領域別実習前半終了時と後半終了時における成長報告書の自由記述をテキストマイニングの手法を用いて分析した。学生84名と教員13名の自由記述データを計量テキスト分析の手法を用いて分析した。成長報告書10語以上の頻出語分析結果において、学生が認識する成長は「リフレクション」から「獲得した力」へと変化していた。また、実習前後の自己組織化マップでは、4群のカテゴリーが抽出された。対応分析による抽出後の全体的布置において、学生と教員では成長と認識する内容に相違があることが分かった。学生は、知識や看護技術の向上を「自己の成長」と捉える傾向があり、一方、教員は学生の3領域のバランスに配慮しながらも特に情意領域の「感性」を重視していることが示唆された。

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