Adherence and method of taking medicine in breast cancer patients recievind hormone therapy

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  • ホルモン療法中の乳がん患者の服薬状況と服薬の工夫
  • ホルモンリョウホウチュウ ノ ニュウガンカンジャ ノ フクヤク ジョウキョウ ト フクヤク ノ クフウ

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Abstract

本研究では、在宅で生活しながらホルモン療法を受けている乳がん患者の服薬状況と服薬を確実に行うための工夫について明らかにすることを目的とした。乳がんに対してホルモン療法を受けている患者133名を対象とし、2010年8月から10月の期間、無記名の自記式質問紙調査を実施した。調査項目は、基礎情報、健康状態、更年期症状、服薬状況とし、服薬の工夫については自由記載により回答を得た。質問紙は郵送により回収し、83名から回答を得た(回収率62.5%)。対象者の平均年齢は52.5(SD=8.4)歳、ホルモン療法の平均期間は24.7(SD=17.2)ヶ月であった。65.1%にあたる54名が飲み忘れの経験があると回答したが、基礎情報や健康状態、更年期症状には、飲み忘れの経験の有無や頻度による差がみられなかった。73名(88。0%)は服薬の工夫をしていたものの、これらの工夫は、患者自身が生活と調整をしながら見出した方法に限られており、患者が個々に対応している現状にあった。看護師は、患者の生活状況を把握し、飲み忘れなく服薬が継続できるよう支援していく必要がある。

Journal

  • 大阪大学看護学雑誌

    大阪大学看護学雑誌 19 (1), 39-44, 2013-03

    大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻

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